最近のデザイン住宅の傾向について解説

都市部では土地の狭さをカバーするように、デザイン住宅の建設が増えています。そのデザインの傾向として、シンプルモダンによるものが増えています。直線的なデザインとなるために使用する建材も少なくなり、施工費用を抑える効果もあります。見た目にも極めてシンプルとなりますが、屋根や軒などが無くなる傾向が見られます。けれども日本古来の住宅には様々な工夫が見られるものです。それを取り払うことによって、様々な課題も出てきているので注意も必要です。まず軒が少なくなったことにより、壁からの雨漏りが増える傾向が見られます。そのために耐久性の高い壁材を使ったり、あるいは外壁塗装のサイクルを短くすることが必要になります。そのような事情を考慮した上で設計を依頼することが大切です。

シンプルモダンにおける注意点とは

都市部で多く見られるデザイン住宅は、ほとんどがシンプルモダンのスタイルとなります。箱のような形状となり、いくつかの利点もあります。まず地震の揺れに強く耐震性に優れるというメリットがあります。また使用する材料も極限にまで効率化させることができるので、施工費用を大幅に削減することが可能です。断熱性も高めることができるので、快適な室内環境を確保することもできます。その代わりに屋根の庇や軒が極端に少ないために、壁に降りかかる雨量が増えるという副作用もあります。そのために雨漏りを防ぐための対策が必要になります。屋根によく使用されるガルバリウム鋼板が壁材に使われるのは、この雨漏り対策のためです。従来の壁材を使うのであれば、外壁塗装のサイクルを短くすることが必要になります。

デザイン住宅を建てる目的について

都市部でデザイン住宅が増えていることには理由があります。元々このようにデザインに工夫をするのは、狭い土地に住みやすい家を建てる必要があるからです。どのように間取りを工夫すれば良いのか、収納などを配置すれば良いのかを検討する結果、デザイン的に見ても機能美を感じるような造りとなるわけです。見た目にも無駄がなく美しいということで、デザイン性が高いと評価されるのです。つまりこれは決してデザインに工夫をしているのではなく、狭小地での設計を工夫した結果得られたものであると言えます。土地が狭い都市部でこのようにデザイン性が評価される住宅が増えるのは、このような背景があるからです。つまり、地価が上昇している中でこれからは、さらにデザイン性に優れた住宅の建設が増える傾向にあると言えます。